都会の喧騒から離れ、身も心も清浄してお稽古に臨める様に色々な工夫をしております。
一会の茶事をすることを前提に、腰掛待合を設けています。
亭主が手桶を持って客を迎えにいき、蹲で禊する心で手水を使い、無心になるがまま茶室に向かう為の露地を備えます。
茶室に入ればどんな人も平等であるという千利休の茶の湯の精神を少しでも体験出来るように、
躙り口は小さく、客の身分が高かろうが低かろうが頭を下げて膝をつきにじって入らなければなりません。
石垣張りの障子には、障子紙の継ぎ目は一分では細すぎ、一分半では太すぎる、との利休の教えを取り入れました。
大炉は、裏千家11代玄々斎宗匠が考案されて六畳の逆勝手に切るのが約束で、二月限りに開きます。